日本は世界一の認知症大国

日本は世界一の認知症大国って知っていましたか?

2019年、OECD(経済協力開発機構)によると、認知症の有病率がもっとも高い国、第一位は、

なんと日本だったのです。(下図を参考に。)つまり、日本は、世界一の認知症大国。。

もちろん、日本は長寿国でもありますので、それに伴って発症率が高いのでしょうが、

それはなにも日本だけでなく、他国でも高齢化は進んでいるのです。

日本の認知症患者数は現在600万人であり、2050年には1,000万人を超えると言われています。

現在でも隠れ認知症(予備軍)も含めれば日本では1,000万人を超えます。

つまり、高齢者の3人に1人が認知症(予備軍含む)なのです。

これを考えれば、いかに認知症の割合が高いか分かると思います。

いまや、認知症は不治の病とされ、「ガンよりも嫌われる病気」です。

なぜなら、愛する家族に対して、記憶が無くなるだけでなく、人格が変わり、

暴言そして暴力の日々となるのです。もちろん、それだけでなく、

被害妄想・幻覚、徘徊などが見られ、もはや介護と言っても、実質、手が付けられないような

状態です。排泄物などの区別も分からず、想像を絶する生活を送ることになります。

まさに”無自覚の生き地獄”なのです。認知症になると、介護年数は、女性で約13年、

男性で約9年もあり、この間、在宅であれば約1000万円の費用、施設であれば

約2000万~3000万円の費用がかかると算出されています。

貯蓄がなければそれを払うのは、子ども世帯です。

認知症の7割がアルツハイマー型認知症です。

アルツハイマー病では、脳全体が萎縮しており、脳にはアミロイドβというゴミがたまり、

しみ(老人斑)を形成します。さらに、神経細胞には糸くず(タウ)がたまっており、

結果、神経細胞が死んでいき、とてつもなく減少していくのです。

残念なことに、現代医学の標準治療では、アルツハイマー病を根本的に治療する、

お薬はまだ存在しません。現在処方されている薬は、症状を緩和したり、

進行をやや遅らせるぐらいしか効果は見られませんし、正直あまり効かないというのが

家族の本音でしょう。さらに薬が薬を呼び、向精神薬の処方により、負のスパイラルに陥ります。

しかし、そのような中、最新の研究報告では、アルツハイマー病の原因とされてきた

アミロイド仮説が否定され始め、新説が発表されてきました。

また、同時にアルツハイマー病を予防できる栄養素や食事体系も最新の研究では、色々とわかって

きてますので今度認知症対策のお食事を投稿したいと思います。

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