サラシア茶ダイエット

サラシア茶とは?

・サラシア茶はいわゆる「減肥茶」の代表 中国、インド、スリランカあたりの肥満を減らすお茶として古くから飲まれている。

・味にややクセがあるが、平気な人が多い。私は好き。

→10人に2人ぐらい、苦手な人もいる 飲みにくければ、少し薄めに。

<メジャーなサラシアの種類>

・サラシアはニシキギ科サラシア属の植物、世界に120種類以上見つかっている。

・中でもよく注目されるのはスリランカに自生する「レティキュラータ」 「コタラヒムブツ」とも 木の幹を利用 高級でレア。

・Amazonなどでヒットしているのはインド産のサラシア、「オブロンガ」木の根を使用 一般的。

・どちらも特徴があるが、共通して、血糖値を抑えたり、肥満を抑制する効果がある。

<サラシアに含まれる成分「サラシノール」(α-グルコシダーゼを阻害)>

・サラシアには、サラシノールという、食後・空腹時の血糖値を正常に落としてくれる成分が含まれる。

・「α-グルコシダーゼを阻害する」 麦芽糖など、一部の糖分を分解する酵素を阻害する。

・大人になると糖代謝が弱り、糖質を今までのように食べても高血糖になりやすいので、余分な糖をある程度そぎ落としたほうが、健康に寄与する。

<私たちは年を重ねると、α-グルコシダーゼ阻害剤の入っている食品をいつの間にか利用しているもの。その作用が強いのがサラシノール>

・年を重ねると、若い時には食べなかった薬用的な食材を好むように その多くにα-グルコシダーゼ阻害剤がなんとなく入っていて、それをいつの間にか利用しているパターンはある。

・有名なのはスパイスとハーブ 抗酸化、抗炎症などいろいろあるが、だいたいα-グルコシダーゼ阻害作用が認められる。

・α-グルコシダーゼ阻害作用が強いのがサラシノール、サプリメントでも売っている。

・特に低血糖症状、食後の反応性低血糖を起こす人に(血糖値の乱高下 精神面に影響、眠くなったり、太りやすくなったり)。→ギムネマ、サラシア、メタバリア

・サラシア茶は血糖値の乱高下を抑えやすく、余分な脂肪を作らせないので結構痩せていくパターンがある。

・有害性、副作用の報告が見事になく、ノンカフェインなので、安心して飲んでいい。

・ただし、子どもは糖代謝が基本的に正常なので飲む必要はない。

飲むタイミング

・食前か食事中に。

・私は気にせず、喉が渇いたら飲むようにすると、血糖値をセルフチェックしたりすると、上がりづらくなっている。

エビデンス

<エビデンス1(2015年日本)>

・ヒトに対してサラシアを摂取すると、腸内のビフィズス菌の割合が増えた。

・血液検査をすると、免疫関連の項目が改善。

・スリランカでは、リウマチにもいい リウマチは免疫の暴走、自己免疫疾患。

ほかに皮膚病、初期の糖尿病にもよい。 「コタラヒムブツ」=「神の薬」

<エビデンス2(2011年日本)>

・動物実験 サラシアを投与したら小腸の上皮細胞で遺伝子発現、腸内細菌に好影響を与えたという発表。

・特に免疫関連の増強、腸内環境に好影響。

<エビデンス3(2016年日本と海外の共同研究)>

・動物にサラシアを摂取させると、やはり免疫の活性化がみられた インフルエンザウイルス曝露に伴う症状を改善。

<エビデンス4(2005年日本)>

・日本食品新素材研究会誌が発表。

・コタラヒムブツを人間に3か月摂取。

摂取していない人に比べて、血糖値の上昇を抑制、さらにインスリンのドバドバ出過ぎ。

(太る原因 高血糖、高タンパクが理由)を抑制。

<エビデンス5(2007年日本)>

サラシアエキスを、人間に対して摂ったところ、やはり血糖値の上昇が抑制されて、血糖値の曲線、AUCも抑制した。

<エビデンス6(2017年)>

人間を対象に、サラシアエキスを混ぜた牛丼(高血糖になりやすいメニュー)サラシアを摂っていない人に比べて、血糖値上昇抑制、インスリン上昇を抑制。

<かつては限られた人しか使えなかったサラシア、大いに利用しよう>

・現在一般庶民の手に渡っているが、インド、スリランカなど昔は上流階級の人しか使えない非常に貴重な植物だった。

・日本特有のものではないが、今は日本にも渡って、ありがたいこと。血糖コントロール、肥満に悩んでいる人は、おおいに利用していい。

最後に

・サラシアはエビデンスが多い 世界の中でも日本がとにかく研究している。

・サラシアはもともと王族が使っていた「神の薬」もしくは「奇跡の植物」。

・糖が急激に吸収されて、急激に血中に上がってしまうことがいろんな病気の根幹になるので、「糖の吸収を穏やかにする」のは現代人の課題の一つ。

・基本はやはり食材を見直す、変えることが大事だが、時としてこういったものを利用する。

質疑応答

・糖尿病のかたにも効果は期待?→私なら飲む。

→ただ、インスリンを投与している方は低血糖がこわいのでお医者さんの許可を。

・栄養の阻害→α-グルコシダーゼ阻害だから ほかの栄養の阻害は関係ない。

・毎日のまないと効果がない→毎日がいい。

・便の回数が増える、おならの回数が増える→腸内細菌が慣れるのに時間がかかる。1カ月様子を見ていくと、次第に減っていくから安心してください。

・痩せたくないけど高血糖→むしろおすすめ。

・一日の量→研究中 500~600ml。

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