いよいよ冬到来という感じの気温になってきました。
気温だけでなく、乾燥もしてきます。環境が乾燥しはじめると、まっさきに影響が出てくるのが
「皮膚」です。この時期は乾燥肌に悩まれている方が多いと思いのではないでしょうか。
便秘で、いつも倦怠感を抱えていた私・・・副腎疲労だと思って
ガッツリ小麦粉とカゼイン、カフェインフリーを行い、1日3食、バランスよくを心がけたら
乾燥の季節になると、お肌がカサカサ、粉吹芋状態でボディークリームが必須だったのですが、
今ではボディークリームいらず、副腎も回復しました。
今回は、乾燥肌を改善する栄養です。
①ビタミンAと亜鉛はセット
まずはビタミンAです。日本人はビタミンA不足の人が多いわけですが、ビタミンA が不足すると、
肌の乾燥や目の乾き、吹き出物などに繋がりやすいです。
ビタミンAはそもそも、肌のコラーゲンやエラスチンの合成を刺激し、皮膚において血管の新生を促す
ことで、肌にうるおいを増やし、皮膚の弾力性とたるみを改善します。
そして、このビタミンAとセットになって働くのが「亜鉛」です。
なぜなら、ビタミンAを活性型にする代謝には亜鉛が欠かせません。
さらに、生体のすべての亜鉛のうち20%は、なんと皮膚に存在しています。
それぐらい、皮膚と亜鉛は切っても切れない関係なのです。
亜鉛は皮膚の粘膜を作り、潤いを保ちます。
②ビタミンC
ビタミンCは皮膚でコラーゲンを高め、保湿効果を発揮します。
超美肌を狙う方は、2,000~6,000mg/日のビタミンC補給を実践してみるといいかもしれません。
③タンパク質
皮膚はコラーゲンの多い組織ですから、当然その材料となるタンパク質(アミノ酸)が必須です。
よって、低タンパクの方は、気を付けましょう。
しっかり、タンパク質を補給して、皮膚のクオリティを高めていきたいですね。
④ビタミンB群
皮膚は28日で入れ替わると言われており、新陳代謝のはげしい場所です。
そういう新陳代謝のおおい場所では、たいていビタミンB群の需要が高まります。
ビタミンB群をバランスよく摂るのがコツです。
⑤発酵食品
研究では、味噌、糀(麹)が肌の保湿を高める効果があることが臨床によって報告されています。
また、プロバイオティクスやプレバイオティクスにも皮膚のうるおいが増加したことが
発表されています。(Biosci Microbiota Food Health . 2016;35(3):105-12)
⑥その他
・亜麻仁油、えごま油
・鉄欠乏の解消
・シジミ、ブナピー、ブナシメジなどに含まれるオルニチン
・きのこ類全般
・桃
・アボカド
などが肌の保湿性を高めるというエビデンスがあります。
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