世界遺産/毛越寺

争いのない理想の世界を実現する・浄土思想

浄土とは、死後に行く仏の世界のこと。そこには苦しみも争いもなく、成仏した人はいつまでも

安らかに過ごせると信じられていた。とくに戦乱や災害が絶えなかった10~12世紀には、

現世よりも死後の平安を望む浄土思想が人々に広く受け入れられていた。

奥州藤原氏の浄土思想は、死後の世界ではなくこの世に浄土をつくり出そうと都市計画に反映させ

実現をめざしたところが特徴的。

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