11月から3月は国産のキウイフルーツが旬の季節です!
名前の由来が可愛らしいキウイフルーツは、栄養価が高く様々な健康効果も報告されています。
■キウイフルーツの基礎知識
・原産地は中国南部
・中国の野生種にはビタミンC含有量が2,000mg/100gに達するものもある
・名前の由来は、1904年に中国からニュージーランドに渡った際にニュージーランドの国鳥であるKiwi birdに似ていたことから名付けられた
・国内の収穫量は、1位愛媛県、2位福岡県、3位和歌山県
・一般的な緑色のものに比べ、ゴールドキウイは栄養価がより高い
・ゴールドキウイはビタミンC量が2倍、ビタミンEもおよそ2倍
・そのままでは酸っぱいので、エチレンガスで熟させて出荷されている
・道の駅などで個人農家が安く販売しているものの中には熟させずにそのまま出荷しているものもあり、酸っぱいものもあるので少し気をつけてください
・主に静岡県や福岡県で栽培されている「レインボーレッド」という品種はとても美味しいのでおすすめです!
・タンパク質分解酵素であるアクチニジンが非常に多いため、胃腸が弱い人や消化が弱い人に特におすすめ
・お肉やお魚料理の消化吸収を助けてくれるので、サラダにキウイフルーツを入れるなどして取るのもおすすめ
・アクチニジンの酵素で手が痛くなることもあるので、その場合はゴム手袋で対策を
■研究でわかった健康効果
・2004年ノルウェーの研究:毎日3個キウイフルーツを食べたところ、中性脂肪の低下、
血小板凝集反応の抑制作用があった
・2007年アメリカの研究:キウイフルーツを食べると血中の抗酸化レベルが上昇した
・2003年ノルウェーの研究:キウイフルーツを食べるとDNA損傷(活性酸素によってDNAが傷付けられる)の抑制効果があった
・2007年中国の研究:便秘患者にキウイを朝夕1個ずつ食べてもらったところ、便秘の改善、便通の改善がみられた
・2022年8月ニュージーランドの研究:11人被験者に血糖値の上がりやすい小麦デンプン20gとキウイ2個を食べてもらう
①小麦デンプン+キウイ2個を食べるグループと、②小麦デンプン+キウイ2個分の糖質を食べるグループで調査したところ、①のグループは血糖値が急上昇するのが抑制され、反応性低血糖も回避できた
・2016年:高血糖を起こしやすいシリアルとキウイを食べると、食後の高血糖が抑制された
・キウイはそもそもGI値が22とかなり低く、血糖値を抑制する成分が含まれている
・抗酸化能力、ペクチンという食物繊維による便秘改善効果、消化酵素による胃もたれ改善など健康効果がたくさん
■キウイフルーツの豆知識
・枝に付いていた側の頭の部分より、反対側のお尻部分の方がより甘いので、2人で半分こする場合は、こっそりお尻側を選んでくださいね(笑)
・もしスムージーにする場合は、良く洗ってぜひ皮も一緒に食べてほしいです
・袋にりんご1個とキウイフルーツを入れて冷蔵しておくとりんごから発生するエチレンガスの効果で数日で熟します
・キウイの種はオメガ3のαリノレン酸が多い!
・カロテノイド、ビタミンC、ビタミンEも多く、ブルーベリーや赤ピーマンに並んでキウイは抗酸化パワーが抜群です!
ニュージーランドでは絶滅危惧種になっている動物のKiwiですが、実は大阪市の天王寺動物園でも飼育されているので、いつか見に行きたいと思っています!!!
スプーンで手軽に食べられるのも魅力のキウイフルーツ、せっかくなので旬である今、国産のキウイを食べてくださいね!
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