年末にいただいたうな重。栄養バツグン。
うなぎはとにかく滋養があることで有名ですが、その理由は栄養価にあります。
100gあたり、ミネラルの場合、亜鉛1.4mg、セレン50μg、モリブデン5μg、と、とてつもない
含有量を誇り、ビタミンについてもレチノール2,400μg(ビタミンA 8,000IU)、
ビタミンD18μg (720IU)、ビタミンE 7.4mg、ビタミンB1は0.37mg、B2は0.48mg、
ナイアシン3.0mg、パントテン酸 2.17mg、ビオチン6.1μg、EPA/DHAも豊富と、
もう最強すぎます。
これでは、スタミナもつくというのが良く分かります。
特に、ビタミンA、ビタミンDです。うなぎの表面はぬるぬるの粘液で覆われていますが、
これは外敵からの捕獲を避けるためと、ばい菌などの侵入を防ぐためです。
こうした粘液の合成をはかるものはビタミンAです。
また、うなぎは海と川を行き来しますが、このとき、浸透圧の調整が必要です。
浸透圧の調整をはかるものは、タウリンだったり、ビタミンDだったりしますが、
うなぎは、タウリンよりもビタミンDをため込むことにより、浸透圧の調整を
はかるものだと考えられます。そして、ビタミンB群も、他の食材に比べると、
それらの含有量は10倍近く多いのです。そして、「うなぎと梅干しは食べ合わせが良くない
と聞きますが、実際のところいかがでしょうか?」
というものです。結論言うと、俗説にはあるが、そのような科学的根拠はないですね。
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