葉酸とは
葉酸は、ほうれん草から発⾒されたビタミンです葉。酸代謝遺伝子 分析レポートビタミンB群の一種で、野菜や果物に多く含まれます。
葉酸は、胎児の発育に重要な働きを持ち、妊娠期において不可欠な栄養素であることが知られています。
近年、さらに動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、認知症など、様々な病気の予防にも欠かせない栄養素であることが分かってきました。
諸外国の取り組み
1998年から、アメリカでは穀物に葉酸を添加するよう義務付けられました。
その結果、数年で脳や脊椎の先天異常の発生件数が半減、さらに開始した年から、脳卒中による死亡率が急激に減少したと報告されています。
この結果を受け、現在では81カ国で穀物への葉酸添加が⾏われています。
しかし、日本ではこの取り組みはなされておらず、葉酸はまだまだ認知度の低い栄養素です。
検査結果は
日本人の割合で一番多いT/T型。ホモシステイン値が高くなりやすいので、ホモシステインの
増加を防ぐために葉酸を1日400㎍目標に摂取したほうがよいタイプでした。
葉酸の働き
・葉酸の働きは、DNA]の合成促進、赤血球の合成、動脈硬化予防です。
新たな細胞が合成されるときは、遺伝情報に従うことで正常に合成が進みます。葉酸は遺伝情報をもつDNAの合成にかかわり、細胞の新生に重要な役割を担っています。この作用は胎児の発育に必要です。また、新たな赤血球が正常につくり出されるときにも必須の成分で、「造血のビタミン」ともいわれます。
・葉酸が不足すると
・巨赤芽球性貧血を起こすことがあります。
・妊娠初期に不足すると、胎児に神経管閉鎖障害を起こすことがあります。
・ホモシステイン(アミノ酸の一種)が増加し、動脈硬化のリスクが高まります。
・葉酸とホモシステイン
MTHFRの活性が低かったり、葉酸が不足すると、ホモシステインの代謝が進まず血中ホモシステ
イン値が高値の状態になります。その結果、ホモシステインがコレステロールに付着し血管内皮に
障害を起こします。以上のような経過を経て動脈硬化が進⾏していくと考えられます。
・ホモシステイン値が高い状態が長期間続くと・・・
脳梗塞の発症率が上がると報告されています。ホモシステイン値の上昇は脳梗塞だけではなく、
認知症、骨折、高血圧などのリスクを高めることが報告されています。
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