みかんの抗がん作用

・みかん1個を100gとすると、2個食べれば1日に必要なビタミンCの最低量が足りる

・カリウム130mg、βカロテン1000μg

・疲労回復効果のあるクエン酸

・機能性表示食品における青果物第1号はβクリプトキサンチンで、国も認める有効成分

・βクリプトキサンチンはカロテノイドの一種で、橙色の色素

・柑橘類のβクリプトキサンチン量を比べると、みかんが桁違いに多い!

・カロリーが高いように思われるが、実は一般的なお菓子の10分の1程度(49kcalほど)

■βクリプトキサンチン

・βクリプトキサンチンをよく摂取している人はがんになりにくい

・日本人は血中におけるβクリプトキサンチン濃度が諸外国より比較にならないほど多く、みかんの摂取量が関係していると考えられる

・βクリプトキサンチンは吸収性がよく体内に留まりやすい

・βクリプトキサンチンは肺の組織(末梢で栄養が行きづらい組織)への移行性が高い

・みかんを食べている人は肺がんのリスクが低い

・肺がんに対するβクリプトキサンチンの予防効果が高いことがわかっている

・前立腺、乳がん、子宮がんにもβクリプトキサンチンは予防効果があると言われている

・2型糖尿病とβクリプトキサンチンの関係(フィンランドでの調査):糖尿病のリスクを下げていたカロテノイドはβクリプトキサンチンだけだった

■みかんの抗がん作用

<2010年大崎国保コホート研究(宮城県内での調査)>

・40〜79歳国保加入者5万5千人を対象にした生活習慣や健康状態に関するアンケート調査によると、みかん類を週2回以下しか食べていない人に比べて毎日食べている人はがんの発症リスクが11%下がることがわかった

・がんを部位別に見たところ、すい臓がんは38%、前立腺がんは37%リスクが低下することがわかった

・みかん類の摂取とがん発症リスク低下の関係は、緑茶をほとんど飲まない人には観察されず、毎日1杯以上飲んでいる人のみに見られた

・他にも食道がん、腎臓がん、乳がんのリスク低下も見られた

■みかんの選び方ポイント

・皮がオレンジ色のもの

・皮のきめが細かいもの

・皮表面のぶつぶつした油胞の数が多いもの

・皮が薄い方がより甘い

・ヘタが小さい方が甘い

・一概には言えないが、平均して中くらいから小さめの方が美味しいと言われている

みかんはどこにでもあって当たり前になり過ぎていますが、とても健康効果があるので、その価値を見直すべきです!

みかんのスジも栄養が豊富なのでぜひ一緒に食べてください!

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