パセリは飾りじゃない。
No. 1の野菜。
パセリ100g中の栄養価
食物繊維 6.8g
タンパク質 4g
カリウム 1000mg
鉄分 7.5mg
カルシウム 290mg
マグネシウム 42mg
亜鉛 1.0mg
クロム 4μg
モリブデン 39μg
ビタミンC 120mg
ビタミンK 850μg
βカロテン 7,400μg
葉酸 220μg
ビタミンCがこれほど多い食材はあまりなく、ビタミンCは肌のシミの原因となるメラニンを抑制したり、肌のコラーゲンの材料として使われます。
ビタミンKは、骨をつくるビタミンで、動物研究で骨粗しょう症のラットにパセリを食べてもらうと、骨粗しょう症が改善されたことが報告されています。
他には、フラボノイドなども高容量で含まれていて、薬効効果が多岐にわたります。
中でも、フラボノイドである「アビゲニン」が大量に含まれていて、強力な抗酸化作用とともに、抗ガン作用も認められています。
2015年の研究では、パセリの抽出成分にDNA損傷から保護する動きやガン細胞の増殖を抑制する作用があった。
1999年デンマークの🇩🇰臨床研究ではパセリを食べると血中の抗酸化成分が増加した。
2012年、ハンガリーの研究では、パセリに含まれているアビゲニンに抗炎症作用、抗酸化作用、抗ガン作用があると報告されました。
他にも、カルテノイドが豊富で、βカロテンが多く、目の保護効果の強いルテインやアキサンチンも豊富です。
2010年エジプトの研究で、パセリ抽出物がイースト、カビ、病原性大腸菌、黄色葡萄キンなどの感染症の原因となるバイキンに対して抗菌活性を示した。別の研究で、リステリア菌やサルモネラ菌への殺菌作用もあると報告されています。
- 胃粘膜保護作用や消化促進作用
2017年トルコの研究では、ストレスによって胃潰瘍になったラットに、しばらくパセリを食べてもらったところ、胃の損傷が改善したことを発表しています。
研究者は、パセリに含まれているフラボノイドは、胃腸管で直接、抗酸化作用、抗炎症作用、高分泌作用、抗潰瘍作用が働いていると説明しています。
- 血圧抑制作用
2019年モロッコの研究で、高血圧ラットにパセリを食べてもらうと、血圧の上昇抑制効果が見られています。
- 重金属解毒作用
2016年の研究では、カドニウム中毒になったマウスにパセリを食べてもたったところ、カドミニウムによる酸化ストレス、脳のダメージなどが軽減されたことを報告しています。
- パセリの保存方法
水の入ったコップに刺して、上からポリ袋をかぶせ冷蔵庫に入れると2週間もつ。
パセリの茎の下部を、湿った布で包んで冷蔵保存。
乾燥させると栄養価が凝縮されます。冷凍保存も栄養価は変わりません。
日々のお食事に取り入れていきたい食材でした。
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