体に悪い食べ物

何を食べるかより、何を食べないかが大事

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身体に悪い食べ物5選

1、アルコール

アルコールの習慣的摂取は、脂肪肝の原因になります。

1日に15ml以上のアルコールの習慣的摂取の場合、90%の人が脂肪肝を発症するという報告があります。脂肪肝は、自覚症状のない病気です。放っておくと最悪は肝硬変になったり、肝炎や肝がんの可能性があります。多くの研究で、アルコールの習慣的摂取は、脳機能障害に働いたり、認知症のリスクを上げたり、脳萎縮を進行させてしまうということが分かっています。他にも習慣的アルコール摂取は、うつ病や低血糖症状を引き起こすことがあります。そして、大量飲酒は、心血管疾患のリスクを高めることが報告されています。アルコールとの関係で、最も多い症状が2型糖尿病です。ガンとの関係性も報告されています。アルコール飲料を4杯以上飲むと、口腔がんや咽頭ガンのリスクが5倍になります。乳がんや、結腸がん、肝臓がんのリスクも高くなります。

2、砂糖、果糖ぶどう糖液糖

砂糖や加糖ブドウ糖のような精製糖質の摂取は、ガン、糖尿病、アレルギー、ADHD、腸内炎症、栄養欠乏などが報告されています。清涼飲料水やスイーツ、お菓子などが要注意です。自宅の調理で砂糖を使っていなくても外食チェーン店やコンビニやスーパーのお惣菜を食べれば砂糖は使われています。そして、砂糖の怖いところは、依存症や中毒症状です。海外では、Sugar Addictionと呼ばれています。研究では、砂糖はコカインと同様の方法で脳内ドーパミンとオピロイドに作用し、依存症となることがわかっています。フランス・ボルドー大学によるレビューでは、砂糖による脳の報酬系は、コカインよりも、やりがいが理魅力的であると発表しています。神経生理学の見地では、砂糖の報酬系の神経気質は、コカインの神経基質よりも頑強である(制御するのが難しい)としています。

3、加工肉

国際がん研究機関(IARC)による正式な発表では、ソーセージ、ハム、ベーコン、サラミなどの加工肉を毎日50ぐらむ食べた場合、大腸癌になる可能性が18%増すと報告しています。加工肉に発色剤として添加される亜硝酸塩は、商品添加物の中では毒性が高く、魚卵や肉に含まれるアミンと胃の中で結合すると発がん性のニトロソアミン変化します。また、加工品は、不飽和脂肪酸が多いことも問題です。2010年の研究(20の研究論文1,218,380人のメタ分析)では、50gの加工肉の摂取は、冠動脈性心臓病のリスクを42%も上昇させ、糖尿病のリスクも19%高くなったと報告しています。たまの摂取なら問題ありません。無添加のソーセージやベーコンも販売されていますので、どうしても食べたい時には、利用しましょう。

4、超加工食品

2018年フランスのNutriNet-Santeコホート研究では、超加工食品の消費量は、がんリスクを増加させたと発表がありました。超加工食品とは何でしょうか。加工食品がパン、乳製品、缶詰、加工肉、冷凍食品など、油・塩・砂糖を加えたもので、超加工食品とは、加工食品をさらに高度に加工したもので、お惣菜、お菓子、スイーツ、ジュースなどになります。2017年の研究では、肥満でないスペインの大学卒業生8,451人の約8.9年追跡調査で、超加工食品の日常的な摂取は充分に気をつけましょう。

5、揚げ物

2021年にの研究では、揚げ物をよく食べる人は深刻な心臓病と脳卒中のリスクが高くなると報告しています。揚げ物がなぜか悪いかというと、アルデヒド。ロラン酢脂肪酸、AGEs、ALEs、アクリルアミドなどです。中でもアルデヒド。油が酸化してできる過酸化脂質はさほど毒生は高くなく、分子量が大きいため吸収力も低いです。しかし、過酸化脂質は一部がそのまま酸化二次生成物であるアルデヒドに変化すると毒性がとても高くなります。アルデヒドに変化すると毒性がとても高くなります。アルデヒドは猛毒です。アルデヒドそのものが活性酸素のようなフリーラジカルであり、私たちの細胞内にあるミトコンドリアを傷つけ炎症を引き起こします。中でも神経細胞をやってしまうのです。人間の体内には、このアルデヒドを分解する構造がありますが、これは体内でできてしまったアルデヒドを解毒するものであるため許容量があります。外部から取ってしまったアルデヒドをきちんと全て分解するほどの量はありません。内因性のアルデヒドを分解するので手一杯で、外因性のアルデヒドの対応は 難しくなります。ご自宅でたまに揚げ物をするくらいであれば問題ありませんが、外食や自宅でいつも揚げ物を食べるのは注意が必要です。

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