日本人にとっては当たり前の緑茶ですが、多くの研究報告があり、すごい効果がたくさんあります。
■緑茶のカテキン
・カテキンとはポリフェノールの一種で、ポリフェノールのフラボノイド系のフラバノール類に分類される。
・カテキンの種類の一つに、EGCG(エピガロカテキンガレート)がある。
■緑茶の効果
・がんの予防効果
・肥満の予防、改善
・高血圧の予防、改善
・血糖値の上昇を緩やかにする
・歯周病や虫歯の予防
・ピロリ菌の発生を抑制
・食中毒の予防
・デトックス効果のあるNrf2の活性を促進することでも注目されている。
・緑茶に含まれるテアニンには、カフェインの作用を相殺する効果や、睡眠の質改善、リラックス効果、疲労回復、認知機能改善、更年期障害やPMSの改善効果などがある。
■お茶の抗がん作用
・疫学研究でも臨床研究でも、抗がん作用が証明されている。
・動物実験では、お茶ポリフェノール(EGCG)を事前に投与しておくと胃がんの発生率が35%減少したと報告されている。
・肝臓がんを促進するようにしたマウスの実験では、緑茶を摂っていたマウスは肝臓がんになる確率が40%減少した。
・食道がんを誘発するようにしたラットの実験では、事前に緑茶または紅茶を摂取したラットは食道がんの発生率が70%減少した。
・緑茶を飲む人は、肝がんや前立腺がん、胃がん、子宮がん、卵巣がんなどのリスクも低いことがわかっている。
・緑茶のEGCGが、がんの転移を抑制することもわかっている。
さらに、2021年の日本の発表では、緑茶を飲む人は脳卒中や心筋梗塞による死亡リスクが低下することがわかっています。
ちなみに、ペットボトルのお茶よりも急須で入れたお茶の方が、カテキン濃度が3〜10倍高いことがわかっています。
急須で入れて、美味しさを楽しむのも良いですね。
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