どちらも共通してヒラタケ科ヒラタケ属で、「エルゴチオネイン」が豊富に含まれている
“食べなきゃ損”なきのこですよ!
■ヒラタケ
・入手しやすいきのこの中で圧倒的に栄養価が高い。
・マグネシウム、鉄分、亜鉛、B1、ナイアシン、葉酸、パントテン酸などが特に多い。
・きのこの中でどれが一番血栓を予防する効果が高いか調べるために、血小板凝集の抑制度合いを
比較したところ、ヒラタケが最も血小板凝集に対する阻害効果があった。
(マッシュルーム10%、なめこ10%、まいたけ50%、ぶなしめじ57%、しいたけ95%、ヒラタケ96.6%)
・高血圧の方を対象にヒラタケのエキスを一定期間飲んでもらった結果、優位に高血圧の改善が
見られた。
・2020年ドイツがレビューした論文には、ヒラタケにはβ-グルカンが多いことが言及された。
■タモギタケ
・黄色の見た目が特徴で、北海道や長野県が産地として有名。
・エルゴチオネイン含有量がNo.1で、ヒラタケの6倍ほど含まれている。
・ビオチン(爪や髪を形成、エネルギー代謝に関わり、抗炎症作用もある)が多い。
■エルゴチオネイン
・2022年2月ペンシルベニア大学の研究では、きのこの消費量が増えるほど認知機能の低下リスクを
減らすことができると報告された。
・エルゴチオネインはアミノ酸の一種で非常に抗酸化作用が強い(ビタミンCよりも強い)。
・エルゴチオネインは血液脳関門を通過して中枢神経に貯蔵されるため、認知症の予防になる。
・シンガポール大学の研究では、認知症患者はエルゴチオネイン濃度が低く、摂取してもらうと
認知症予防になることがわかった。
・2021年北海道産のタモギタケ由来のエルゴチオネインを含む商品が機能性表示食品として消費者庁
に受理された。
・活性酸素や慢性炎症を取り除くため、肺炎の重症度を抑制する効果が期待でき、
普段からとっておくとコロナウイルス予防の可能性もある。
・エルゴチオネインは目の水晶体や皮膚にも多い。
・皮膚に届きやすく、紫外線を浴びても保護する働きがある。
・エルゴチオネインは神経幹細胞の分化を促進する。
・エルゴチオネインをとっている動物ほど寿命が伸びるという研究結果もある。
・サウジアラビアの研究では、血中のエルゴチオネイン濃度が高い人ほど長生きをしていることが
わかった。
神経機能の改善、認知機能改善など、とにかく抗酸化力が強いエルゴチオネインを含むので、
食べなきゃ損です。
エルゴチオネインに限らず、きのこには他にも様々な特徴があるので、ぜひローテーションでいろんな
種類を食べてください!
コメント