きのこは何と言っても認知症予防に良いです。
さらに免疫を高める効果もありますが、エノキはどうなのでしょうか?
■高い栄養価
・一般的に入手しやすいきのこ類の中でも、エノキは総合的な栄養価が第2位!
・エノキ100gあたりの栄養価
カリウム 340mg
マグネシウム 15mg
鉄分 1.1mg
亜鉛 0.6mg
ビタミンB1 0.24mg
ナイアシン 6.8mg
葉酸 75μg
食物繊維 3.9g
■認知症予防
・エルゴチオネインという成分が、認知症を予防する効果がある。
・エノキには100gあたり98mgのエルゴチオネインが含まれており、入手しやすいきのこの中では3番目に多い。
■抗腫瘍効果
・長野県の田中医師が、エノキ栽培農家はがん死亡率が低いことから14年の追跡調査を行ったところ、エノキ栽培農家のがんの死亡率は長野県の全体の5分の3ほどで、特に胃がん、食道がん、膵臓がんが少ないことが判明した。
・さらに、がん死亡者を出さなかった家庭は週に3〜4日はエノキを食べていたことがわかった。
・週3〜毎日エノキを食べていれば、緑黄色野菜のようながんの予防の働きを強化することや、1日10gの摂取で4割のがんを防ぐことができるというデータが出た。
・研究を発表された田中先生ご自身直腸がんと皮膚がんだったが、エノキタケ抽出エキス粉末を内服し、2ヶ月で腫瘍の体積が8分の1以下になり、また皮膚がんも消失した。
■エノキに関するさまざまな研究報告
・1990年代の研究で、さまざまなきのこの中で食後に血中の免疫力の指標が最も上がるものを調べたところ、圧倒的にエノキの数値が高かった。
・1980年代、国立がんセンターが腫瘍の阻止率を調べたところ、1位は松茸91.8%、2位なめこ86.5%、3位エノキ81.1%という結果だった。
→抗腫瘍作用が強い(免疫細胞を活性化させることで抗がん作用が強くなる)。
・2013年の研究では、肝臓がんの細胞を取り出し、エノキの抽出物を入れたところ、肝臓がんの細胞の増殖をブロックしたことがわかった。
・2015年の研究では、乳がん、子宮頸がんに対して、エノキタケの抽出物が増殖を抑えたと発表された。
・2012年の研究では、胃がんを取り出し、エノキから抽出した成分を胃がんに添加したところ、最大95%抑制したことがわかった。
・動物研究においても、ドロドロの血液がサラサラになったという報告がある。
・認知症研究では、記憶喪失ラットにエノキの抽出成分を食べさせたところ記憶障害が改善したと報告された。
きのこと相性の良いタンパク源は鮭です!
ぜひ毎日いろいろなきのこをローテーションで食べてくださいね。
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