副腎疲労症候群とは・・・

「副腎疲労症候群」とは何か、そしてどういった人がなりやすいのでしょうか。

■副腎疲労とは?

・持続的なストレスや炎症により副腎が疲弊してしまい、機能が低下するという概念。

・病状ではなく、概念のため、一般の医療機関で副腎疲労と診断されることはない。

・副腎はストレスに対抗する臓器でコルチゾールなどのホルモンを分泌するが、ストレスや炎症が続くと副腎がずっと働きっぱなしになり、ホルモンが分泌され続ける。ある程度続くと、副腎が疲れてホルモン分泌が低下してしまう。

・本来コルチゾールの量は朝が最も高いが(活動を始めるため)、副腎疲労になると朝が低いことが多い。

・副腎疲労症候群を扱っているクリニックでは、唾液コルチゾール検査をして診断する。

■副腎疲労チェック

・とにかく疲れがとれない
・朝起きるのがつらい
・うつっぽい
・甘い物や塩辛いものを好む
・急にキレる
・夕方から元気になってくる
・コーヒーやチョコレートが手放せない
・集中力がない
・どちらかというと低血圧
・日常生活においてやる気がない
・性欲が減退
・PMSがおきやすい
・熟睡できていない
・アレルギー症状が出やすい

半分以上当てはまる方は副腎疲労症候群かもしれません。

■副腎疲労になりやすい人

・家庭環境が悪い 子どもの頃のトラウマがある人
・生真面目
・責任感が強い
・プレッシャーに弱い
・完璧主義
・つい我慢してしまう
・頑張りすぎる
・競争心・向上心が強い
・考えすぎる
など

■副腎疲労はなぜ怖い

・日本では副腎疲労の概念が浸透してないため、副腎疲労であっても、うつ病と誤診されやすい。

・副腎疲労の場合、抗うつ薬を処方されても良くならず、むしろ悪化する場合もある。

・コルチゾールは本来良いものだが、過剰に分泌されたり、分泌が続いたりすると悪玉ホルモンとなってしまい、異化作用(全身のタンパク質を分解してしまう)が起きてしまう。

・肥満になりやすくもなり、またコルチゾールは血液脳関門を通って脳の海馬に届くため、学習や記憶力が低下することもある。さらに海馬が萎縮するとうつにも繋がる。

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