豆苗の栄養価

野菜が高い季節ですが、安定した価格で購入でき、
なんと言っても再収穫ができる、ありがたい野菜が「豆苗」です。

■豆苗とは?

・えんどう豆の若い葉と茎を食べる葉物野菜で、ほのかな香りと甘みが特徴。

・青臭さやえぐみがほとんどなく、お子様にもおすすめ。

・紀元前7000年頃から南西アジアで作物として栽培され、ツタンカーメンのお墓から発見されるなど、古くから利用されてきた。

・昔は高級食材として扱われていた。

・天候に左右されないため、安定して供給される。

・豆苗と言えば「村上農園」が有名で、基本的に無農薬なため安心して食べることができる。

■豆苗の栄養価(100gあたり)

・βカロテン 4,700μg
(とてつもない量!カボチャは4,000μg、にんじんは8,600μg)

・ビタミンK 320μg
(ビタミンKは骨を作る。葉物野菜に多い)

・ビタミンE 2.8mg

■再生栽培ができる

・豆苗は一度茎を切り取っても、根を水に浸しておくことで、1〜2回再生産することができる。

・再生栽培の回数は、夏は雑菌が多い季節なので1回まで、秋〜冬は2回まで可能。

<再生栽培のコツ>
・切り落とした豆の近くに脇芽(茎の葉の付け根から出る芽)があり、下から2つ目の脇芽のすぐ上でカットするのがポイント!

・日当たりの良い室内で栽培するのが良い。

・7日〜10日で再収穫できる。

・水の量は、根だけが浸る水位を目安にし、毎日1回(夏場は2回以上)水を変えること。

■保存方法

・豆苗は袋の中でも緩やかに成長し続けているため、購入後は冷蔵庫に保存する(野菜室、冷蔵室どちらでもOK)。

・使わない部分はカットせず残したまま保存すると良い。

■オススメの調理方法

・栄養バランス的にタンパク質との相性がとても良い。

・貝類、卵、お肉がおすすめ。

・脂溶性、水溶性ビタミンが多いのでスープにするのも良い。

・炒める、蒸す、豚しゃぶ風、鍋料理もおすすめ。

日本人に不足しているビタミンKやβカロテンが豊富で、コスパも抜群なので是非取り入れてくださいね。

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