麹を食事に取り入れよう
麹(こうじ)とは、カビの仲間の麹菌を、穀物に醗酵・繁殖させたもので、コウジカビのことです。
コウジカビといっても、身体に良い安全性の高いカビです。
お米に麹菌を繁殖させたものを米麹、麦に麹菌を繁殖させると麦麹菌、豆に麹菌を繁殖力させると豆麹となります。
麹と糀の違いは、中国では麦で麹を作ることが多かったために麹という感じが主流ですが、糀は、日本独自のオリジナル漢字であり、米に花が咲く様に生えていたので、このような感じになったそうです。
麹菌は、日本酒、甘酒、お酢、味噌、醤油、鰹節、みりん、焼酎などの発酵食品、飲料に使用されていて、日本の国菌です。そして、麹には、アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ等が活性化していて、酵素の宝庫です。
麹(麹)の効果は、2016年の研究で、調整作用があることが報告されています。麹に含まれているグルコシルセラミドには、腸内環境(細菌)の改善効果が見られたことがわかりました。グルコシルセラミドが増えると善玉菌が増え、腸内環境が良くなると同時にメタボ改善の効果も認められています。広島大学の研究では、麹はビフィダス菌を増やしやすいということを発表しています。これらは、麹が持つ酸性プロテアーゼというものが腸内ビフィズス菌を著しく増加させているのです。2015年の研究では、アレルギーマウスに麹を食べさせたところ、アレルギー症状が緩和しています。さらに、細菌注目されているTレグ細胞を麹が誘導することも発表されています。そして、高血圧ラットに麹を食べさせると血圧上昇を抑制することが見られました。
糀の効果は、多くありますので、普段の食事に取り入れよう!
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