痩せ体質をつくる食べ方

年を重ねると脂肪がつきやすくなりますよね。痩せやすい体とはどんな状態なのでしょうか?

■そもそも痩せ体質とは?

・痩せ体質とは、「体の代謝が良いこと」で、エネルギー代謝が良ければ太りづらい。

・代謝をあげるために必要なことは、細胞単位で考えることが大事。

・細胞の生化学を考えると、ミトコンドリアを元気にすることで代謝が良くなる。

・ミトコンドリアは今からでも増えるし、品質を上げることができる。

■ミトコンドリアとは?

・細胞には、細胞核、細胞膜、リポソーム、小胞体などがあり、その中の一つにミトコンドリアが存在する。

・mito(糸)chondoria(顆粒)を意味し、糸状の形をしている。

・2013年の研究では、人は約37兆個の細胞で成り立っていると算出されている。

・ミトコンドリアは細胞の中に数百から数千個いて、細胞質の約40%を占めている。

・2005年オックスフォード大学の発表では、ミトコンドリアの量は成人体重の約10%ほどであることがわかった。

・エネルギーを産生する場所(ATP)であり、体に必要なエネルギーの約95%はミトコンドリアが作り出す。

・ヘモグロビンのヘムというタンパク質合成、ステロイドホルモンの合成などにもミトコンドリアが関わっている。

・疲れやすい人、太りやすい人は細胞の中のミトコンドリアの数が少ないと言われている。

・一般的には量が多い方が良いが、一部の研究では多すぎるのも良くないと言われている。

■ミトコンドリアを元気にする3つのポイント

①善玉のストレス
・ミトコンドリアはストレス(あくまでも善玉のストレス)が好き!

・良いストレスと悪いストレスがあり、良いストレスを増やすことが重要。

・良いストレス…体を動かすこと(持久的な運動、有酸素運動)

・2003年の研究では、持久的な運動は最大50%のミトコンドリア量の増加をもたらすと発表されている。

・普段からエレベーターでなく階段を使うようにするだけでも効果は期待できる。

・その他、ファスティング(数日間行う)、マッサージ、短期間の寒冷刺激、適度な日光浴なども良い。

・悪いストレス…汚染物質、精神的ストレス、低体温、人工的な化学物質、過食、有害金属など。

②栄養
・ダイエットをしても栄養素が足りていなければ代謝は上がらない。

・まずはビタミンB群をしっかり摂ること。

・解糖系をしっかり動かし糖代謝を良くするためには、ビタミンB群が必要。

・また、マグネシウムが不足しても代謝が上がらず疲れが取れにくくなる。

・女性の場合、鉄不足にも注意(鉄はミトコンドリア代謝に使われる)。

③抗酸化
・ミトコンドリアは生体内の約95%の酸素を消費し、そのうち1〜3%が活性酸素種に変換される。
→ミトコンドリアは活性酸素をばら撒く。

・CoQ10は抗酸化成分でもあり、酸化ストレスを減少させる。(レバーに多い)

・ビタミンC、E、アスタキサンチンなども活性酸素から守る働きがある。

痩せ体質になるには、ミトコンドリアを元気にすることが重要です。
まずは体を動かし、そして栄養も意識するよう心がけてみてください!

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