「糖化」はシミやシワの原因となってしまうもので、予防が必要です。
■糖化とは?
・体の中で余分な糖が溢れると、タンパク質と結びつきやすく、AGEsという終末糖化産物ができる。
・糖化すると、タンパク質が劣化し機能が落ちる。
・シミやシワも糖化が原因。
・タンパク質の3分の1はコラーゲンで、溢れてしまった糖は特にコラーゲンと結びつきやすいため、コラーゲンが多い皮膚、肌は糖化によりシミシワができやすい。
◼︎糖が溢れる原因
①高血糖になるような食材を食べる
・炭水化物ばかり食べると糖化が起きやすい。
・炭水化物の種類に気を付けることで対策できる。
・歳をとると高血糖体質になりやすい。
・食べる順番に気を付ける(おかずから食べて、ご飯は最後にする)ことで対策できる。
②果糖ブドウ糖液糖の摂り過ぎ
・清涼飲料水に使われている果糖ブドウ糖液糖は糖化しやすい。
・ジュースだけでなく、お菓子、パン、調味料、ドレッシングなどにも果糖ブドウ糖液糖が含まれていることがある。
・フルーツに含まれる果糖では、AGEsはそれほど作られない(水分やそのほかの栄養分が多く、カロリーが低いため体に影響することはない)。
③AGEsを多く含む食品を食べる
・ファーストフード、ピザ、ベーコン、ソーセージなどはAGEsが多い。
・調理方法も重要で、高温で調理されたものはAGEs量が増える。
・現代人は高AGEsの食品を食べ過ぎており、外食時は特に注意が必要。
・コンビニ食も大量の果糖ブドウ糖液糖を使用していたり、高温調理されていたりする場合が多い。
◼︎糖化を阻害する栄養素
・マンゴスチンサプリは糖化を阻害する。
・ビタミンC…美容や慢性疾患の予防には1日1000mg以上をサプリで摂るのが良い。(ある研究では4週間ビタミンCを1000mg摂取すると血清タンパク質の糖化が50%ほど減少した。)
・レスベラトロール…葡萄酒ワインに含まれる成分で、AGEsの蓄積を阻害する効果がある。
・スルフォラファン…アブラナ科野菜(特にブロッコリースプラウト)に多く、糖化ストレスを軽減することができる。
・その他、ケルセチン、アスタキサンチン、カルノシン(鶏肉や魚に多い成分)、タウリンなどもAGEs阻害に効果がある。
糖化しやすい食事を頻繁に食べることを避け、できるだけ自炊をすることで糖化を免れられます。
その上で、糖化を阻害する栄養素を摂り、予防をしていきましょう。
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