超加工食品よく食べる人は・・・

超加工食品の危険性を知っていますか?

超加工食品とは、過度に加工された食品のことを指します。

多くの便利な食品がこのカテゴリに該当しますが、健康への影響が心配されています。

超加工食品とは?

超加工食品は、糖分、塩分、脂肪を多く含む加工済みの食品で、硬化油、添加糖、香味料、乳化剤、保存料などの添加物を多く含みます。具体的には、ポテトチップス、菓子パン、カップ麺、クッキー、ビスケット、冷凍ピザなどがこれに該当します。

NOVA分類による食品の分類

ブラジルのサンパウロ大学の研究者たちは、食品の加工度合いに基づいて、以下の4つのグループに分類しました。

  1. 未加工または最小限加工された食品(グループ1): 自然のままの食品や、洗浄、乾燥、冷凍など最小限の加工が施された食品。例: 果物、野菜、肉、魚、卵、はちみつ。
  2. 加工された食品(グループ2): グループ1の食品に塩や砂糖が加えられ、保存性や風味が向上したもの。例: 塩漬けの野菜、果物のシロップ漬け。
  3. 加工食品(グループ3): 2つ以上の食品を組み合わせて作られたもの。例: 加糖の果物ジュース、加糖ヨーグルト。
  4. 超加工食品(グループ4): 工業的な製造過程を経て多くの添加物が含まれたもの。例: ポテトチップス、菓子パン、カップ麺、冷凍ピザ。

超加工食品の摂取状況

東京大学の調査によると、日本人の1日の総エネルギー摂取量のうち、平均して3~4割を超加工食品から摂っていることがわかっています。特に若年層では50%近く、中年層でも45%近くが超加工食品で構成されている可能性があります。喫煙者ではその割合がさらに高くなることが予想されています。

超加工食品のリストと見抜くポイント

以下は具体的な超加工食品のリストです。

  • 穀類およびでんぷん質の食品: ピザ、菓子パン、クロワッサン、朝食用シリアル、インスタントスープ、インスタントラーメン、多くの冷凍食品。
  • 肉・魚・卵: 加工肉、サラミ、ハム、パテ、フォアグラ、ソーセージ、ミートボール、フィッシュフィンガー。
  • 菓子類・飲料: 炭酸飲料、清涼飲料水、人工甘味料入り飲料、フルーツドリンク、ミルクシェイク、アイスクリーム、ポテトチップス、キャンディ、チョコレート。
  • 油脂・調味料: マーガリン、ショートニング。
  • アルコール飲料

超加工食品を見抜くポイントとして、素材がまるごと入っているか、裏面の食品内容表示が多くの添加物で占められていないかを確認すると良いでしょう。例えば、冷凍パスタなどは表示が4行や5行にわたることが多いですが、その分だけ添加物が多いと考えられます。

まとめ

超加工食品の便利さは魅力的ですが、健康への影響を考えると慎重に摂取することが重要です。日々の食事を見直し、なるべく自然のままの食品を取り入れるよう心掛けましょう。超加工食品の摂取を減らすことで、健康で長生きするための一歩を踏み出せます。

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