イチゴの効果
イチゴにはビタミンCが多く含まれていますが、それ以外の抗酸化成分も多く含まれています。
よく食べられている12種類のフルーツの抗酸化力を調べたところ、イチゴが最も高い抗酸化力を持っていることがわかりました。
例えば、イチゴの赤い色素のアントシアニン、強力な抗酸化作用があり、アントシアニンの中でもベラルゴニジンという成分が多く含まれています。
このベラルゴニジンは、ベリー類にも含まれ、脳のへの抗酸化能が強い事で注目を浴びています。
J.Agric. Food Chem. 1996,44,3,701-705
他には、2011年のアメリカの研究では、肥満体型の24人に対し、高炭水化物食を実施し、その時に追加でイチゴを食べてもらった結果、イチゴを食べたグループは食後の炎症を抑えることができ、さらにインスリンの感受性を抑えることができ、さらにインスリン感受性を向上させました。これは、ベラルゴニジンによると推測されています。
ちなみに、ベラルゴニジンなどのアントシアニンは、イチゴが熟せば熟したほど多くふくまれます。(樹で熟したものに限ります)
イチゴをよく食べる人は、心血管疾患の死亡リスクが低下したという報告もあります。
イチゴには多くの健康効果があるものの農薬の心配があります。
環境団体EWGが毎年行うアメリカ農水省(USDA)による残留農薬試験の分析で、イチゴは残留農薬の多い食品の一つの食品として挙げられいます。
そこで、安心して食べられる方法があります。
2017年マサチューセッツ大学の研究では、リンゴを重曹で洗えば残留農薬がかなり除去できたことを発表しています。
イチゴも同じで、重曹水に15分程度浸します。そうすることで、酸性である農薬がアルカリ性である重曹によって中和され、表面に残留した農薬が除去できるという仕組みです。
重曹でなくても、ホタテ貝やホッキ貝の焼成パウダーが野菜洗浄剤として販売されていますが、これらもアルカリ性のために、同様に残留農薬が除去できます。
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