甲状腺低下症の対策

潜在性(軽度)の甲状腺機能低下症について、栄養視点でお伝えします。

■あなたは潜在性?簡易チェック

・疲れやすい
・いつも眠い
・冷えがある
・肌のあれ、乾燥がある
・無気力、倦怠感が強い
・浮腫みやすい
・物忘れがひどい
・抜け毛がある
・便秘がち
・体重が増え出した
・月経異常が起きやすい
・関節痛がある
・鬱っぽい

これらの症状に該当する方は隠れ甲状腺機能低下症の可能性があります。

■潜在性の甲状腺機能低下症

・一般的に重度の場合でないと「甲状腺機能低下症」とは診断されず、軽度、中程度の場合は病院で問題ないと判断されることも多い。

・甲状腺ホルモンの分泌量が少し足りないだけでも甲状腺機能低下症になりやすい。

・甲状腺機能低下症になると疲労が続き、QOLの低下に繋がる。

・女性に起こりやすく、更年期障害と間違われやすい。

・LDLコレステロール値が高くなることや、日本人の場合は胃腸機能が低下するパターンもある。

・アメリカ人の5%が甲状腺機能低下症であるという報告がある。

・甲状腺ホルモンは検査することができ、脳下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)と甲状腺から分泌される甲状腺ホルモン(FT3、FT4)を測定する。

・FT3とFT4が基準範囲内であっても、TSHがやや高い状態であれば、潜在性の甲状腺機能異常と言われる。

・個人差はあるが、基礎体温が36.4℃以下の人は隠れ甲状腺機能低下症の可能性が高い。

・甲状腺で分泌される甲状腺ホルモンは、体がエネルギーや熱を生み出す時に必要なホルモンで、甲状腺が元気でなければエネルギーは低下し、体温も低下する。

■原因は?

・ストレスでコルチゾール過多になると甲状腺がやられてしまう。

・カロリー制限、糖質制限食により、体が省エネになりホルモン分泌量が低下する。

・海外の場合は、ヨウ素欠乏が原因になることも多いが、日本人はヨウ素過剰で低下することがある。

・栄養不足、運動不足

■栄養で対策する

・2023年マレーシアの研究では、甲状腺機能低下症の女性は、ビタミンD欠乏または鉄欠乏が顕著であったと報告された。

・甲状腺ホルモンの正常な代謝には鉄が関わっているため、鉄不足を解消すること。

・FT4が活性型のFT3になるときにセレンが必要となる。

・ヨウ素も重要だが、日本人は海藻類を食べるのでヨウ素が欠乏することは基本的になく、むしろ過剰の場合が多い。

まずは原因を解消すること、そして栄養で対策をしていくことが必要です。

何を隠そう、血液検査したらT3低下症だった私・・・

医療機関の基準値に入っているもの、栄養学的な基準値では、基準値外でした。

低T3症候群です。

        基準値       結果   
FT33-42.53
FT41-1.51.29
TSH1-21.830

コルチゾールも検査したところ、朝低下していました。

ストレス時ピーク時は、コルチゾールは過剰分泌しますが、その後分泌が低下します。

ピークを過ぎた後で、朝低下していました。

原因は、仕事に育児の両立ストレスだと思いました。

お仕事と育児の両立しようと一生懸命でした。

帰宅して、夕飯を急いで作って、食べると平日は3時間ぐらいソファーで寝てました。

23時頃起きて、家事をして、近所に24時間営業のスーパーがあったので、買い出しに行って、

悪循環でした。毎日倦怠感ありましたが、血圧がビックリするほど低かったので、

体質で仕方ないと思っていました。そして分子栄養学を知って、ストレスをこんなに抱えて

いたなんて思いもしませんでした。ストレスに勝るものはなし。無言で色々な不調を呼び込みます。

頑張り屋さんで真面目な性格が良くなかったと思い、自分を一番大切にすることにしてます。

無理はしない、疲れたら休む・・・

毎日丁寧に生活して、身体に優しい食材と適度な運動が、効率バツグンな身体を作りす。

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