中性脂肪は一般的に「下げましょう」と言われていますが、実は低すぎるのもよくありません。
■中性脂肪とは?
・活動するためのエネルギー源になるもので、その他にも体温を保ったり内臓を衝撃から守ったりする役割がある。
・体のメインのエネルギー源は糖質だが、糖質が不足すると蓄えられた中性脂肪が使われる。
・飽食の時代に生きている現代人は、高カロリー食になりやすいため、中性脂肪が上がりやすい。
・一般的に、太るほど中性脂肪は高くなりやすい。
・中性脂肪が高いと、内臓脂肪が多くなり、肥満になりやすく、高すぎると動脈硬化になりやすいこともわかっている。
・何年も高い状態が続いている人は要注意。
◼︎中性脂肪は低くてもダメ!?
・現代医療は中性脂肪を下げることに一生懸命になっているが、実は低すぎるのも良くない。
・一般的に空腹時の理想値は100前後だが、80未満になると低いと言える。
(病院では30未満でないと低いと指摘されない可能性がある。)
・中性脂肪が低い人は、低カロリー食や糖質制限をしている人、アスリート系の方、肝機能に問題がある方、甲状腺機能が亢進している方などに多い。
・だるかったり倦怠感がある人は中性脂肪が低い可能性があるので要注意。
・過労やストレスで下がる人もいる。
◼︎中性脂肪が「高い」場合の対策
・オメガ3(特にEPA、DHA)をしっかり摂るとかなり効果が期待できる。
・普段の食事が、糖質過剰、油の摂り過ぎである可能性が高いので、食事の見直しをする。
・炭水化物の種類、飽和脂肪酸や甘いものを摂り過ぎていないかも見直す。
・マイタケは有効で、特に食事の最初に食べると中性脂肪を下げ、血糖コントロールも良くなる可能性がある。
・野菜を食べるのも有効。
・フルーツの効果は個体差があり、下がる人も上がる人もいる。
◼︎中性脂肪が「低い」場合の対策
・カロリー量が低い可能性があるため、食事量の見直しをする。
・炭水化物を増やす(極端に低い人は穀物を増やし、中程度の人はフルーツや根菜類を増やす)と良い。
・1食の量を増やすのが難しい場合は、間食を上手にして増やしていくと良い。
・肝機能や甲状腺に問題がある場合はそちらを解決する必要がある。
現代医療では、中性脂肪の低さは問題視されないことが多いので、ご自身の意識で気をつけていきましょう
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